中学生の頃の塾の思い出

私が中学生の頃、母に勧められて学習塾に通うことになりました。
その頃私は高校受験を控えており、志望校に受かる確率は五分五分だったということもあり、恐らく心配して通わせてくれたのだろうと思います。
しかしその当時、私は勉強が大の苦手でした。所属していた吹奏楽部の練習に明け暮れ、寝ても覚めても音楽のことばかり考えているような中学生でしたから、塾に通うのが嫌で嫌で仕方ありませんでした。

生徒二人に対して講師が一人という体制で勉強を教えてくれる塾だったのですが、私は毎日たっぷり楽器の練習をした後に塾へ通っていたので、いつも先生がもう一人の子を教えている間についうとうとと眠ってしまうこともしばしばでした。
ある日、二人の生徒のうち一人が塾を休み、一対一の授業になった時がありました。いつもは90分ある授業時間のうち、私を教えたりもう一人の子を教えたりと交代交代で勉強を教えてもらうのですが、一対一だと授業時間いっぱい先生が私だけに勉強を教えることになります。居眠りをすることもできません。
普段慣れない一対一での勉強を30分続けた結果、私は過呼吸を起こしてしまいました。先生は困った顔でティッシュを渡してくれました。
今思えば大学生くらいの先生だったと思いますが、本当に申し訳ないことをしたなと今からでも謝りたい気分になります。
そんな私でしたが無事志望校にも合格することができ、すぐ塾をやめました。今となってはいい思い出です。